いろいろあります。沖縄県のIT関連産業振興の取り組み
2017年01月24日
- 沖縄生活情報
IT関連企業の沖縄への立地が急速な勢いで増加しています。その一因として、沖縄県が行っているIT関連産業に対する支援が挙げられるのはご存知でしょうか? 今回はそのいくつかの取り組みについてご紹介したいと思います。
新しいIT産業の拠点となる「沖縄IT津梁パーク」
那覇空港から車で約45分の距離、うるま市にある「沖縄IT津梁(しんりょう)パーク」は、「日本とアジアを結ぶITブリッジ(津梁)の役割を果たす」「IT産業のテストヘッドを提供する」「優れたリゾート&IT就業環境を提供する」ことなどをコンセプトに沖縄県が国内外のIT関連産業の一大拠点の形成を目指すビックプロジェクトとして整備しています。2017年1 月現在、31社のIT関連企業が入居しています。
県内ITエンジニアやIT企業をバックアップする「iTAP(アイタップ)」
沖縄県内のIT関連企業の人材育成を支援し、県内IT技術者の知識・技術の高度化を図る目的で実施されているのが、ITアドバンスド・プロフェッショナル事業(通称:iTAP)です。「IT用語・最新技術概論」や「jQueryによるWebアプリケーション開発講座」、「Oracle Database管理講座」など多くの講座やセミナーがあり、沖縄県のIT人材の技術力向上に貢献しています。
IT企業と学生やお子さんとの、相互交流を図る「IT津梁まつり」
IT津梁まつりでは、多くの方にITとふれあってもらうため、IT関連企業が自社ソリューションを展示したり、教育機関で制作されたIT関連作品の展示等が行われたりしています。ちょうど先週末にIT津梁まつりが行われたので、イベントを見学に行ってきました。
大学や専門学校の学生はもちろん、親子連れや幼稚園児たちも来場するイベントとなっていて、「楽しめるIT」として、関連企業や学校と来場者の橋渡しがされていました。
幼稚園児にはロボットNAOの踊るPPAPが人気を博していました。
ここからたくさんのIT人材が育ってくれるはずです。
優秀なIT技術者の転職を支援する「ITキャリア沖縄」
そして今、見ているこのサイト、「ITキャリア沖縄」も、県の事業として運営されています。沖縄にUIターン転職したい技術者と沖縄県の企業を結びつける支援も沖縄県が行っています。そのため、安心してサービスを活用していただけたらと思います。
ということで、今週末は東京、来週末は大阪で、沖縄県のIT企業に直接会えるイベントが開催されます。イベントは入場無料ですし、カジュアルな格好で来ていただいて構いません。少しでも沖縄や沖縄の企業に興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ気軽に、なんなら友だちと連れ立ってでも、お立ち寄りいただければと思います。