インタビュー interview
【リビルド】ほぼ全員がエンジニアでリモートワークを推奨
「私達が後押しした【挑戦】がまた誰かの【挑戦】を後押しする。そんな、支え合い・助け合いが循環する世界を作ること」をミッションに掲げ、各種新規プロダクト開発に特化したスタートアップ事業などをメインに手がける、2017年設立のITベンチャー・株式会社Re:Build(リビルド)。
今回は東京から移住して約4年、沖縄で着実にエンジニアとしてのキャリアを築いている谷田さんへインタビューを行いました。
株式会社Re:Build Webエンジニア
谷田七海さん
大学時代は数学を専攻、在学時に統計分析・開発に携わる。沖縄への移住、別の開発会社での勤務を経て、株式会社リビルドに入社。PHPとJavascriptを用いたWebシステム開発業務に従事。
これまでのキャリア
エンジニアを志したきっかけ
大学在学中は数学を専攻していたのですが、将来についてよく考えることがあり、「やりたいことが見つからないまま就職をするのは嫌だ」という気持ちが強くありました。
それもあって、様々な会社のインターンに参加して、いろいろな業務を経験して、やりたいことや好きなことを模索しました。その中で出会ったのがプログラミングで、プログラミングという漠然としたものが、ただただ純粋に楽しい、というがエンジニアを志したきっかけです。
ただ、プログラミングに携わる仕事にも様々な分野ものがあり、最初は自分にしっくり来るものがなにか分からなかったのですが、徐々にその方向性が見えてきて、開発会社で働きたい、という気持ちが強くなりました。
好きな仕事を好きな場所で
ちょうどその方向性が見えてきたくらいのタイミングで大学を辞めてしまったんですが、それをきっかけに、これまでは学業で従事する身であったけれど、これからは自分の力で歩いていかなければならない、ということを強く感じて、だったらもともと好きな仕事をしたかったし、好きな場所でも働きたかった、そこに全力でチャレンジしてみよう、東京でうだうだしているよりも、チャレンジしてみて、ダメだったら帰ってくればいい、と覚悟を決めました。
なぜ沖縄なのか、という点については、私自身はほぼ東京育ちなのですが、親が転勤族で物心つく前に沖縄で短期間暮らしたこともあり、それもあって家族全体が沖縄好きでよく沖縄に来ていて、馴染みがあったというのもひとつです。
直接的なものとしては、大学時代に好きなものを探す過程で、1人で沖縄にダイビングの資格をとりに来たことがあって、その時の経験が素晴らしかったこと、沖縄は人と人との距離が近くて、温かい。短期間で知り合いも増えて、自然がたくさんあって、海も綺麗で…そういった土地で生活が出来たらいいなぁ、と感じたのがきっかけです。
沖縄への移住と同時に就職する、ということに対しては選考の過程で「本当に移住して来るのか」という企業の目線があって、その本気度を伝えるためにも、いくつか目星をつけた段階でまず移住して、本腰を据えて、沖縄での選考に臨み、1社目である前職に入社しました。
その後、次のステップを考える中で、より自分が成長できる環境に身を置きたいと悩んでいる中で、現職のリビルドの創業者であり、代表の鈴木(孝之)さんという人物をみつけ、こちらのインタビューなども拝見して、鈴木さんという人物に惹かれて、とにかく会いたい、と思い応募し、入社を決めました。
株式会社Re:Build(リビルド) CEO/Webエンジニア
鈴木孝之さん
1990年、神奈川県横浜市生まれ。多摩大学経営情報学部卒。2013年、東京のITベンチャー企業にシステムエンジニアとして入社し、プログラミングを習得。その後、株式会社フルスピードにwebエンジニアとして入社。大規模な広告配信サービスの管理画面開発や新人育成カリキュラムの作成に携わる。2017年11月に沖縄で起業し、株式会社Re:Buildを設立。
現在の会社(リビルド)への入社後の仕事・社風について
「楽しんで仕事ができる」環境
私が入社した3年前はまだ社員が5人位で、全員がエンジニア(現在は12名で、そのうちエンジニアは8名)。すごく少人数だけど、みんな歳も近くて切磋琢磨しているのが印象で、そこに魅力を感じました。
現在はWEBエンジニアとして、様々なシステム・アプリのバックエンド側とフロントエンド側の両方の開発を担当しています。最近では法人向けのドローンを使用したSaaSの開発等にも関わっています。開発は2人から4,5人でチームを組んで仕事を進めることが多いです。
右も左もわからない状態で入社したのですが、これまでとは全然別の世界というか、皆さん休日も勉強していたり、積極的にアウトプットしたり、そういった先輩エンジニアの皆さんのスタンスに触れることで、自分自身も「楽しんで仕事ができる」ようになりました。
現職の社風としては、20代前半から30代の間で割と皆年齢が近いこともあって、みんなでワイワイとアットホームな感じがあります。ただ、その中でも、大変な時はお互い励まし合いながら進めたり、フラットに意見を交換する場面もあり、楽しい中でもお互い高め合いながら仕事を進めていっている印象です。UIターンの方と地元の方は4:6くらいですね。
挑戦する人を助けたい
弊社のミッションに「挑戦する人を助けたい」という言葉を掲げていることもあって、挑戦する人、チャレンジ精神がある、成長意欲が高い方であれば、リビルドという環境で、目標をもって進んで行けるのではないかと思います。コロナ禍になる前からリモートワークを取り入れるなど、仕事の進め方の自由度は高いのですが、その分1人1人が自立していて、目標をもって目の前の業務に取り組んでいます。もちろん、新しく入社した方については、オフィスに出社すれば誰かが必ずフォローするなど、このコロナ禍の環境で業務の進め方もかなり進化しています。
それと、IT業界というとどうしても男性が多いイメージですが、弊社ですとエンジニア・デザイナーも女性が在籍しており、半数弱が女性社員です。なので、男女問わず、そういった気持ちがある方であれば、仕事を楽しめる環境なのではないかと思います。
沖縄での生活・プライベート
とにかく海が綺麗
休日は土曜日に会社のメンバーがオフィスに集っている日があるので、そういった日はオフィスで本を読んだり、勉強したりすることもあります。夏になると遊びに行く機会が増えますが、遊ぶ時は海が好きなので。海にシュノーケリングやダイビングに行くことが多いですね。オススメのスポットは、本当に海が好きで、沖縄の北部の海が透きとおっていて好きですね。場所でいうと、古宇利島の近くや、名護など、そのあたりが好きでよく遊びに行きますね。
人と人との距離が近い
沖縄は人と人の距離が近い印象。東京に住んでいたから尚更そう感じるのかもしれませんが、隣に座っている人に話しかける、というのはあまりないと思うんですが、沖縄だとお店でご飯を食べていても、気軽に話しかけられたり、そういうところが沖縄いいなぁ、と思う部分です。
住んでみて意外だった部分としては、沖縄は年中南国!というイメージが強かったのですが、実際には四季があって、冬は結構寒いです。暖房器具も揃えました。
移住を検討している方へのアドバイスとしては、準備としてお金はある程度必要というのと、運転免許はあったほうがいい、ということですね。車がなくとも生活は出来ますが、少し遠くに行こうと思うと車が必要になり、行動範囲が全然変わります。
それと、沖縄というとかなり遠いイメージがあるかもしれませんが、実際には空港も近く、数時間、1万円程度で割と気軽に東京にも行くことが出来ます。そこまで遠い異国の地、というわけではなく、用事があれば気軽に帰ったりも出来ます。
今後の展望
沖縄でエンジニアとしてもっと成長したい
今後のキャリアについてはまだまだ模索中ですが、エンジニアとしての道をもっと志を高めて突き詰めていきたい、と思っています。エンジニアの課題解決の手段としてサービスがあり、それを生む手段としてプログラミングといったツールがあると思うのですが、その中でも、実際に困っている方に対し、ベストな方法とスピード感で様々な選択肢を提示出来るようなエンジニアになりたいです。そのために知識ももっとつけたいし、技術の幅を広げてエンジニアとして多くのアドバイスが出来る人になりたいです。沖縄にいながらですが、リモートでももっと出来ることを増やして、多くの人とも関わっていきたいですね。
移住者へのメッセージ
私自身、移住して4年経たないくらいですが、こちらに移住してたくさんの人と出会い、今の会社とも出会い、楽しいこともたくさんありました。沖縄に来る前には少し悩んだ時期もありましたが、今思い返しても、その時踏み切ってよかったと思います。たとえ失敗したとしても、挑戦自体が良い経験になったと思います。
沖縄でもエンジニアとして技術を学びたいと思っている人はたくさんいますし、新しい技術に触れ、成長する事もできます。そういった思いを持っている人がいれば、ぜひ沖縄という土地でチャレンジしてみてください。
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