【沖縄生活情報】沖縄の物価は安い?高い?
2024年11月20日
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沖縄への移住や転職を検討する際、「物価は高いのか、それとも安いのか?」と気になる方も多いでしょう。
沖縄は本土から離れた島国ということもあり、生活費にも高いもの、安いものの特徴があります。
この記事では、沖縄の物価事情について、全国平均との比較も含めてご紹介します。
沖縄の物価は高い?安い?
沖縄の物価は、商品やサービスの種類によって「安いもの」と「高いもの」がはっきり分かれるのが特徴です。
安いもの
・家賃
沖縄の1部屋あたりの家賃は46,134円で、全国平均の52,988円と比べると安くなっています。
※全国賃貸管理ビジネス協会 全国家賃動向 2024年10月調査
那覇市を中心に家賃が高めに設定されていて、那覇市から離れるにつれ家賃が安くなる傾向があります。
IT企業の多くが那覇市に立地しているため、家賃と通勤時間のバランスを考えて住む場所を決めるのが良いでしょう。
・外食費
地元の食堂や沖縄そば店では、1食500~800円程度で満足できるメニューが豊富です。ボリュームのある定食も1,000円前後で楽しめます。
また「せんべろ(1000円でもべろべろに酔えるお店)」と呼ばれる安くておいしい飲み屋さんもたくさんあります。
そもそも車社会なので、会社帰りにちょっと一杯というのが難しく、飲み会に行く回数が減ったという声もよく聞きます。
・お酒
沖縄では戦後日本に復帰した1972年からの特別な措置として、酒税などの税金の軽減措置が適用されているため、沖縄県産のビールや泡盛は安く買うことができます。
最初は5年間のみの適用予定でしたが、延長に延長を重ね50年が経った今も減税が継続しています。
とはいえ、この軽減措置は段階的に廃止していく方向なので、今後はまた状況が変わるかもしれませんね。
・被服費
1年を通して暖かいので値段が張りがちな冬物の服を買う必要がなく、被服費が減る傾向があります。
また、オフィスでもスーツではなくかりゆしウェアでOKの企業も多いので、通勤着にもお金がかかりません。
そもそもばっちりとオシャレをして出かける場所があまりないので、服に対するこだわりが減ったという声もよく聞きます。
高いもの
・食品
沖縄は本土から物資を輸送するため、輸送コストが反映された商品は高価になりがちです。
特に乳製品やパン、加工食品、生鮮食品は高い傾向があります。
野菜や魚も、島で採れるものは比較的安く買えますが、トマトやキャベツなどは本土と比べると割高になっています。
・ガソリン代
沖縄県では、1972年の本土復帰に際して制定された沖縄復帰特別措置法に基づき、ガソリン税(揮発油税)が1リットル当たり7円軽減されています。
ただ、輸送費がかかるため、沖縄のガソリン価格はリットルあたり139.9円と、全国平均の139.2円とほぼ同水準となっています。
車通勤が主流の沖縄では、日々のガソリン代が大きな生活費の一部となります。
・電気代
沖縄の夏はエアコンが必需品であるため、電気代が高くなりやすいです。
沖縄の物価の具体例
以下に、沖縄の物価の目安を具体例で見てみましょう(2024年時点の参考価格)。
沖縄の物価は安いと言われることも多いですが、こうしてみると高いもの、安いもの、どちらもあることが分かります。
上がるコスト・下がるコストと生活の満足度のバランス
沖縄は、家賃や外食費などが抑えられる一方で、輸送コストの影響を受ける商品が高くなるという傾向があります。
移住後の生活を設計する際には上がるコストと下がるコストをトータルで考える必要があります。
ただ、沖縄で暮らしていると価値観が変わり、生活自体に余計なコストがかからなくなって、結果として家計が楽になったという方も多いです。
都会だと平日にたまったストレスを週末に発散するために遊びに行くにも何かとお金がかかるイメージがありますが、沖縄だとすぐそこに海があり、バーベキューなどお金のかからないレジャーも多いので、うまくリフレッシュして月曜から新たな気持ちで仕事に向き合えるというお話もよく聞きます。
「ITキャリア沖縄」では、転職だけでなく、移住後の生活設計についてもアドバイスを行っています。
沖縄での新しいキャリアと暮らしを支えるお手伝いをさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください!