今年度最後の沖縄IT移住フェス！を開催

2018年2月10日（土）13:30〜16:30、東京都渋谷道玄坂にあるフォーラムエイトにて、沖縄県主催「沖縄IT移住フェス！」を開催しました。今年度最後のイベントということもあり過去最多の沖縄県内に拠点を置く企業45社が出展し、沖縄へのUIターンを検討されているITエンジニア等102名の参加がありました。

沖縄県内にUIターンした3名の方を迎えてのトークセッション

メインイベントであるトークセッション「移住エンジニアが語る　沖縄での仕事と生活について」は沖縄県内にUIターンした3名を迎えて、「沖縄に移住して仕事や生活がどう変わったか」について、なぜ沖縄なのか、給与面についてなどのトピックに加え、沖縄の環境の良さ・働きやすさなど沖縄の魅力を語っていただきました。

▼ 登壇者（敬称略、順不同）

宮村 新
（株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン / 開発エンジニア）

澤幡知美
（沖縄クロス・ヘッド株式会社 / 技術統括）

槐 義將
（株式会社SummerTimeStudio / 執行役員 CTO）

Q：『仕事や働き方』はどう変わった？

A：宮村さん「自分たちで仕事をコントロールできる強み」
自社プロダクトの開発のため、自分たちで工夫をしながらある程度仕事をコントロールすることができるのはとても魅力です。また、月・水・金が定時退社を推奨しているので残業はほとんどないです。最近会社関連で遅く帰ったと記憶しているのは、飲みで22時までいたくらいです。

A：澤幡さん「仕事の幅の拡大は、やりたい仕事への近道」
大企業の派遣スタッフから中小企業に転職したことで、任される仕事の幅が格段に広がりました。そこからやりがいやモチベーションが引き出され、大企業では配属されにくい「企画、プロモーション」の仕事を任されています。

A：槐さん「生きる環境がもたらすゆとり」
東京は生活する場としては、最高の場所だと思います。一方で、沖縄は生きる場として素晴らしい場所だと感じています。沖縄の岬の海と空を見て、その美しさに大げさではなく人生観が変わるようなショックを受けました。空気もとてもきれいで、東京にいたころはいろいろあって肺に穴があいてしまったのですが沖縄では、体調も良く、穴があくこともありません。

Q：『お金』について収入や生活はどう変わりましたか？

A：宮村さん「初期費用にご注意」
給与が、職種も変わったということもありますが２/３くらいになりました。
しかし家賃や食費、生活費も同様に下がったので十分に生活はできています。
気をつける点は、自分が沖縄に戻ってくる際に必需品である自動車の購入費や引越し代などの初期費用が掛かったところです。それも移住の計画に盛り込むとより具体的な計画が立てられると思います。

A：澤幡さん「移住するからこそ価値観の転換」
東京では稼いだ分、色々なものに出費していましたが、沖縄では生活重視での出費に切り替え、所得は減っても十分暮らせています。移住するにあたって、もっとよい暮らしをと、気持を切り替え、良い物件を選びました。ですので家賃は少し増えましたが、広間が16畳の2LDK、ワンフロアに自分の家だけ、屋上も使いたい放題です。
屋上からは、首里城が望めます。
沖縄では友達とホームパーティを行うなど楽しんでいます。

Q：人間関係やコミュニティ等 『つながり』について

A：槐さん「公園限りのコミュニティもまたよし」
娘が４人いますが、公園に遊びに連れて行くと東京にいたときのような負担を感じません。沖縄では、公園に来ている大人全員で、子供の面倒をみている感じがします。ちょっと目を離しても、危ないことや悪いことをしていたら他人の子供でも叱りますし、子供同士のふれあいには大人はあまり関与せず、子供同士で仲良く遊ぶ雰囲気がとても魅力的です。

A：澤幡さん「沖縄とイタリアは似ている！？」
海外の人と交流するのが好きで、沖縄でコミュニティーを探したところ、イタリア人の方のコミュニティーに参加することができました。色々と接していて、おおらかなところや、母親を大切にするところなど沖縄とイタリアって似ているなと感じました。温暖な気候という共通点もあるのかもしれません。

各企業の様子

各ブースでは、会社雰囲気がわかるデコレーションやかりゆしウェア着用で沖縄らしさを演出して盛り上がりをみせました。
今回は、家族連れも方も何組か見うけられました。

3名のコーディネータを配置し、転職から移住の相談まで引っきりなしにいらっしゃいました。

終わりに

今年度のイベント開催は今回が最後になりますが、ITキャリア沖縄に掲載されている求人は随時、応募可能ですので、ご応募を希望される方はコーディネーターへ直接ご連絡ください。