データで見る沖縄IT業界の今|最新「おきなわITセンサス」から読み解く沖縄IT転職事情
2026年05月25日
- 転職ノウハウ
沖縄でITエンジニアとして働くことを考えたとき、
「沖縄にはどのくらいIT企業があるの?」
「エンジニアの求人は増えているの?」
「首都圏と比べてキャリアの選択肢は少ない?」
と気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、沖縄県が公表している最新の「令和7年度 おきなわITセンサス」をもとに、沖縄のIT業界の現状や、転職を考えるうえで知っておきたいポイントを整理します。
沖縄の情報通信関連企業は899社、雇用者数は約3.6万人
令和7年度のおきなわITセンサスによると、令和7年3月末時点で、沖縄県内の情報通信関連企業は899社、雇用者数は36,004人、売上高は4,749億円となっています。

業種別に見ると、企業数が最も多いのは「ソフトウェア開発」で371社。全体の約4割を占めています。次いで、コンテンツ制作171社、その他159社、情報サービス128社と続きます。

一方で、雇用者数ではコールセンターが11,046人、ソフトウェア開発が10,117人、情報サービスが8,736人となっており、沖縄のIT産業は、ソフトウェア開発だけでなく、情報サービスやBPO・コールセンター領域も含めて広がっていることが分かります。
ソフトウェア開発は企業数・売上ともに存在感が大きい
沖縄のIT転職を考えるうえで注目したいのが、ソフトウェア開発分野です。
ソフトウェア開発は、企業数371社、雇用者数10,117人、売上高1,167億円となっており、企業数では最も大きな分野です。売上高でも、通信・ITインフラに次ぐ規模となっています。
また、前年度との比較では、全体の雇用者数はわずかに減少した一方、ソフトウェア開発分野では雇用者数が増加しています。売上高についても全体で285億円増加しており、特にソフトウェア開発と通信・ITインフラで増加幅が大きいとされています。
沖縄というと、以前はコールセンターやBPOのイメージを持たれることもありましたが、現在はソフトウェア開発やITインフラ領域も、県内IT産業の重要な柱になっています。
人材不足は続いている。ソフトウェア開発では特に採用ニーズが高い
転職希望者にとって重要なのが、「求人ニーズがあるのか」という点です。

同調査では、回答企業全体の68.6%が「人手不足である」と回答しています。分野別に見ても、ソフトウェア開発では76.3%、通信・ITインフラでは85.7%が人手不足と回答しており、IT人材へのニーズは高い状況です。
特にソフトウェア開発やITインフラ領域では、即戦力人材だけでなく、クラウド、データ活用、AI、セキュリティなど新しい技術に対応できる人材の採用・育成が課題になっています。
企業側の取り組みとしても、リスキリング・人材育成、新技術人材の採用強化、AI等による効率化・自動化が優先度の高いテーマとして挙げられています。
生成AIの活用も進みつつある
今回のITセンサスでは、生成AIに関する調査も行われています。

全体では、約6割の企業が生成AIを「業務で使用中」または「トライアル中」とされており、沖縄のIT企業でも生成AIの実務活用が進み始めています。一方で、効果が明確に出ている企業はまだ限定的で、多くの企業が活用方法や効果を検証している段階といえます。
ソフトウェア開発分野では、生成AIの活用用途として、コード生成・補完、ドキュメント作成、バグ検出・デバッグ支援、テストコード生成、仕様・要件定義支援などが挙げられています。
今後、沖縄のIT転職においても、AIを使いこなす力や、AIを活用して開発生産性を高める力は、より重要になっていくと考えられます。
生成AI時代に求められるスキルも変化している
生成AIについては、業務効率化や人手不足解消につながるという見方が非常に強く、肯定的な回答は92.5%に達しています。また、「求められるスキルや人物像が変化している」とする肯定的な回答も82.9%にのぼります。

つまり、生成AIは単に「人の仕事を奪うもの」ではなく、仕事の進め方や、エンジニアに求められるスキルを変えていくものとして受け止められているといえます。
これから沖縄でITエンジニアとしてキャリアを築くなら、従来の開発スキルに加えて、
・AIツールを活用した開発効率化
・クラウドやデータ基盤への理解
・業務課題を整理する力
・顧客やチームと連携するコミュニケーション力
・新しい技術を継続的に学ぶ姿勢
といった力が、ますます重要になっていきそうです。
沖縄IT転職で注目したいポイント
最新のITセンサスから見ると、沖縄のIT業界には次のような特徴があります。
まず、ソフトウェア開発企業が最も多く、沖縄県内でも開発系の求人・キャリアの選択肢は広がっています。
次に、企業の多くが人手不足を感じており、特にソフトウェア開発やITインフラ領域では採用ニーズが高い状況です。
さらに、生成AIやクラウド、データ活用といった新しい技術への対応が進みつつあり、沖縄にいながらモダンな技術領域に関われる企業も増えています。
一方で、企業によって担当できる工程や技術領域、働き方、年収水準には差があります。
そのため、沖縄でIT転職を考える際は、「沖縄で働けるか」だけでなく、
・どのような技術に関われるか
・開発工程のどこまで担当できるか
・自社開発か受託開発か
・リモート勤務や出社頻度はどうか
・長期的にどんなキャリアを築けるか
まで確認することが大切です。
沖縄でITエンジニアとしてキャリアを築くには
沖縄のIT業界は、コールセンターやBPOだけでなく、ソフトウェア開発、クラウド、ITインフラ、データ活用、生成AIなど、さまざまな領域に広がっています。
特に、開発経験を持つエンジニアにとっては、沖縄にいながら首都圏企業の案件に関わる、県内企業のDXを支える、クラウドやAIを活用した新しいサービス開発に挑戦するなど、キャリアの選択肢も少しずつ増えています。
「沖縄で働きたい」
「でも、エンジニアとしてのキャリアは妥協したくない」
そんな方は、求人票だけで判断せず、企業ごとの特徴や技術環境、将来のキャリアパスまで確認しながら転職活動を進めることをおすすめします。
ITキャリア沖縄では、沖縄県内のIT企業や、沖縄勤務可能なエンジニア求人をご紹介しています。
沖縄でのIT転職を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
▼無料キャリア相談はこちら
【無料相談に申し込む】