インタビュー interview
【セキュアイノベーション】成長性ある仕事がもたらす、沖縄での充実した毎日
●沖縄県出身の豊平さんは地元の高校を卒業後、県外の工業大学を経て、東京と大阪でネットワークエンジニアとして約10年間業務に携わってきました。
●県外へ進学する時点で「いつかは沖縄に帰ってくるつもりでいた」という豊平さん。その転機は、30歳を迎えた時だったそう。その節目で、今後どうやって生きていこうか考えた時、前職で運良く沖縄へ転勤の話をもらい、二つ返事で帰沖を決めたのだとか。
●Uターン後、在職しているセキュアイノベーションの立ち上げを知り、セキュリティ関係の分野に強く興味を持ってすぐに応募。採用されメンバーの一員となり、現在に至ります。とても明るくエネルギー溢れる豊平さんは、立ち上げメンバーとして強い存在感を放っていました。
株式会社セキュアイノベーション エンジニア
豊平朝之さん
沖縄県糸満市出身。九州の工業大学を卒業後、東京の通信建設系会社へ就職。大手通信企業の所内系工事を経験後、大阪に転勤し、IPネットワーク系の業務に5年半携わる。その後、東京に戻りネットワーク系エンジニアとして、設計や構築に従事し、転勤の話をきっかけに沖縄へUターンする。その後セキュリティ系の業務に関心を持ち、現在のセキュアイノベーションへ転職。
Uターンの経緯について
無線がやりたい。その思いから、エンジニアの道へ
私は高校野球が強い、糸満高校の出身です。外見から、よく野球部出身かと聞かれることが多いのですが、そうではありません(笑)。以前から無線が好きで、将来は無線関係の仕事に携わりたいと思っていました。たまたま自分の兄も福岡の大学に進学していたので、自分も一度は沖縄を出て、様々な経験をしてみたいという気持ちがありました。そこで、無線の勉強ができる熊本の工業大学へ。卒業を控え、やはり無線に関わりたいという思いが強く、それに携わることができる通信建設系の会社が東京にあり、新卒で入社しました。
いつかは沖縄へ帰ろう、という思いが叶う
最初の1年目は東京勤務でした。その後大阪のIPネットワーク系の研究開発センターへ移り、5年半ほどキャリア系のネットワーク開発に携わりました。その後転勤で再び東京へ。この間、自分がやりたいことをしっかりやることができました。もともとは無線に関する仕事がやりたかったのですが、そのうちIPもやり始めると単純に面白かったですね。というのも、時代は、IP真っ只中でした。このような状況の中、仕事自体は楽しく充実していましたが、30歳というタイミングを過ぎて、人生設計を考えるようになりました。もともと大学進学の時点から、大阪や東京でずっと生活するという気はなく、いつか沖縄に戻ってこようと思っていました。ですのでちょうど30歳という節目を迎え、沖縄へ帰ることについて、特に意識して考えるようになりました。
そのような思いを周囲にも言っていたのが通じたのか、当時の会社の上司から、沖縄の大きな案件があるから、行かせてあげるよ、沖縄へ帰りたいと言っていたよね、という話をもらいました。まさに渡りに船、でした。それをきっかけに、まずは沖縄へタイミングよく戻ることができました。
その仕事も充実はしていましたが、親会社への転籍の可能性があることがわかりました。そうなってくると、もしかしたらまた東京へ戻る可能性も出てくると考え、とても落ち着かない気持ちになりました。そこで、今後も沖縄で安心して生活の基盤を置きたいという気持ちから、また新たに仕事を探し始めました。2015年8月に前職在籍中に沖縄へ戻り、2016年3月に、現在の会社へ入社しました。
セキュリティエンジニアという仕事との出会い
沖縄で転職活動をしている時、「セキュリティ」という単語を見て、ものすごく興味が湧きました。これから伸びていく分野だろうな、と思い、強く惹かれたんです。以前からセキュリティに興味があったわけではありませんが、求人を見て、こんな会社があるんだ、という喜びのような気持ちを感じました。
私はもともとネットワークエンジニアなので、「セキュリティ」と「ネットワーク」が自分の中でうまくはまりました。しかも立ち上げのタイミングだと聞き、これはちょっと面白そうだな、と感じました。もともとネットワークはやっていましたが、セキュリティ系のネットワークは全然知識がなかったので、それを吸収して、スキルアップした上で沖縄で活躍できれば、という気持ちでいました。
現在当社は、約15名体制で業務を行っております。私の仕事内容は、お客様のシステムに対して行う、脆弱性診断の計画から試験の実施を担当しています。また新規案件に関しての技術的な実施方法の検討を行っております。
会社の強み、良さについて
沖縄の地理的優位性を生かして
セキュアイノベーションでは、アジアに向けてサービス展開したい、というビジョンを掲げています。今すぐに、ということではないのですが、沖縄の地理的優位性を生かさない手はないと思っています。アジアのIT分野においては、日本、中国、韓国などが牽引してきましたが、近年、東南アジアが発展し、追いついてきています。つまりアジアでは急速にマーケットが広がっており、そこで今度必要になってくるのは、やはりセキュリティです。沖縄の地理的優位性と、今後を見据えたトレンドがマッチしていることから、創業時からアジアを意識して打ち出していこう、という考えで動いています。まだ詳細はお伝えできませんが、具体的な案件も動き出しています。
風通しは良く、熱量は高く
会社の社風としては、熱量の高いメンバーが多いですね。自分自身も、これから大きくなる会社は熱量がとても重要だと思っています。一緒に働きたいタイプの人物像は、やはりチームで仕事をするので、チームワークを大切にする人です。やはり、そこが第一です。技術は後から付いてくると思っています。
技術力の向上の面において、社内で勉強会もやります。とても熱い勉強会ですよ。社内で月に一回、エンジニアが持ち回りで、自分の興味ある分野や技術やプロダクトを共有し、レクチャーするなどしています。持ち回りの当番が、お題を考え、仕切って、レクチャーして、飲みに行く、という流れですね。そこでまたコミュニケーションを深め、よりよいチーム作りにも努めています。
社外研修は、内閣府が沖縄県内で主催している「サイバーセキュリティ」の研修に、週に1回参加しています。実は先週から研修がスタートしたばかりですが、今後の講義の内容を見たところ、学べる内容は一流です。一流の講師陣に首都圏から来てもらっています。このような、エンジニアとしてスキルアップできる機会に恵まれていることは、とてもありがたく思っています。
沖縄移住(Uターン)について
エンジニアの仕事の選択肢は、広がりを見せている
沖縄に帰ってくるにあたっては、もちろん自分の出身地ですので、特に何の不安もありませんでした。ただ仕事選びの面では、沖縄のIT事情がどういうものかは、全く想像できていませんでした。転職時も、もし自分にできそうな仕事があれば、といったぐらいの気持ちで、それほど期待値を上げないようにしていました。私はネットワークエンジニアですが、実際に見たところネットワーク系の求人は少なめの印象を持ちました。一方で、WEB系やインフラ系は様々な求人があるように感じました。そういった状況の中で、今の会社と出会えたことはとてもラッキーだったと思っています。今、他にもさまざまなタイプのIT系企業が進出しているので、選択肢はかなり広がってきているのではないでしょうか。
沖縄での生活について
沖縄に帰ってきてからは、24時間の過ごし方が変わりました。東京や大阪にいた時は、ひどい時には満員電車に片道2時間揺られて通勤していたこともあります。電車に乗っている時間は苦しくて、今思えばあの時の自分、よく頑張ったなと思います。あれが一生続くと考えると、ちょっと厳しいですし、考えられないですね。ちなみに今は会社まで、徒歩1分30秒です(笑)。浮いた通勤の時間は、始業30分前には会社に到着して、ゆっくり勉強する時間に当てたり、メールに目を通したりしています。仕事帰りも、気持ち的な余裕が全然違いますね。
休みの日は、基本は出不精なので、家でゆっくり過ごすのが好きで音楽を聴いたりしています。あとは中高時代の友達と会って、よく飲み会を開きます。とにかく昔話に花が咲き、楽しい時間を過ごしています。このように毎日、仕事面でも、生活面でも、気持ちの上でとても充実しているので、毎日、時間が過ぎるのが本当に早いですね。
最後に、沖縄へのUIターン転職を考えている人に一言お願いします
沖縄の文化や暮らしを十分理解した上で移住を検討してほしい
私個人としては、できれば、永住する覚悟を持って、ちゃんと真剣に移住や仕事について考えてきてほしいなという思いがあります。気軽に入社して、ちょっと合わないので辞めます、帰ります、となると寂しいですよね。沖縄は一般的に、憧れなどの気持ちを強く持たれる「楽園」のようなイメージがありますが、現実的には旧暦にちなんだ独特の行事があったり、親戚づきあいが深かったりと、その土地ならではの風習もたくさんあります。それらについて、どのような風習や慣習があり、どんな暮らしを営んでいるのかについても一度知り、理解した上で検討してもらった方が、よりよいUIターンにつながると思います。
食べ物が美味しく、スギ花粉がない沖縄
それ以外の話として私自身、何よりも沖縄のここが好きだと思うのは、まず、スギ花粉がないことです。それから、一年中暖かいことですね。寒いのが苦手な人には最高の環境だと思います。あとは何と言っても食べ物は沖縄は日本一だと思います!
ジューシー(沖縄風炊き込みご飯)とナーベーラー(ヘチマ)の味噌煮と沖縄そばは、大好物ですし、東京や大阪にいた時にも沖縄料理屋でしょっちゅう食べていましたよ。今は地元で、最高の沖縄料理をすぐに食べられるので、これほどの喜びはありません。
沖縄の素晴らしいところ、そして、特徴的なところなど、ある程度理解した上で沖縄へ来られた方が、きっとよい移住生活を送れるのではないでしょうか。
豊平さん、ありがとうございました。
●【NEWS】移住イベント@渋谷に、セキュアイノベーションが出展します!イベントの詳細はこちらにてご確認ください。
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