インタビュー interview
【ちゅらっぷす】ゲーム業界の最前線の仕事を、ここ沖縄で、のびのびと
ゲームが好き。沖縄が好き。そして、沖縄のゲーム会社に転職後は、仕事もプライベートも満喫中!
今回は、沖縄県で急成長中のゲーム会社ちゅらっぷす株式会社に勤める、東京Iターン組の3名のみなさまに、仕事内容や移住の経緯など、さまざまな角度からインタビューしました。
中山詞夫さん(プロデューサー) *写真左
兵庫県出身。2017年4月、東京から沖縄へ、同じくIターンの奥様と中1の息子さんと3人で移住。【経歴】東京の大手ゲームメーカー(デザイナー→ディレクター→プロデューサー 14年勤務)⇒起業(2年で売却)⇒上場会社や、関連子会社3社役員(3年間 ゲームブランド立ち上げ等)⇒2017年に沖縄移住し、現在に至る。
竹廣将史さん(ディレクター) *写真中央
広島県出身。2012年9月、東京から沖縄へ、同じくIターンの奥様と、11歳の息子さんの3人で移住。【経歴】東京の美術系大学を卒業後、大手ゲーム会社に新卒入社。約16年間、デザイナー及びディレクターとして家庭用ゲームやスマホゲームを開発。2012年に沖縄のゲームアプリ制作会社に転職、その後2015年にちゅらっぷす設立と同時に入社、現在に至る。
山田周平さん(エンジニア) *写真右
広島県出身。2017年5月、東京から沖縄へ、同じくIターンの奥様と、猫ちゃんの、2人と1匹で移住。【経歴】奈良の大学院を修了後、東京のSIerにエンジニアとして新卒入社。クラウドなど新製品の検証を行う。3年後にソーシャルゲーム会社へ転職。サーバエンジニア、クライアントエンジニアとしてソーシャルゲームの開発、運営を行う。2017年5月に沖縄に移住し、現在に至る。
移住の経緯について
みなさん、それぞれ東京からのIターン組とのことですが、沖縄移住の経緯と、現在のお仕事について教えてください。
中山さん:
私の場合は、19歳の頃からライフプランとして島移住を決意していました。趣味がサーフィンだったこともあり、いつかは南国で暮らしたい、という思いが強かったですね。今までゲーム業界に長く携わっていましたが、
場所は変わったものの、できる仕事は東京にいた時と全然変わっていません。つまり、やりたいことは相変わらずやれて、住む場所だけ快適になったという感じですね。SNSなどさまざまな手段があるので、仕事をする上で得られる情報は東京と変わりませんし、自社開発の東京案件の仕事をしているので、仕事内容的にもやっていることは、東京と沖縄とまったく変わりないです。
竹廣さん:
私は東日本大震災をきっかけに、首都圏から離れることを家族で決断しました。もともと暖かいところが好きなことと、IT系の企業が多かったことなどの理由で沖縄を選びました。ゲーム業界に長く身を置き、主にソーシャルゲームの開発や運営に携わってきたので、そのスキルや経験を生かせる会社が沖縄にあるかといった部分は最大の問題でした。でも、ちゅらっぷすと出会ってすぐにその不安は解消しました。
自分の持っているものを十分に生かし、さらに新たなことにもどんどん挑戦できる会社だったので、仕事に関しては不安なく移住できました。もちろん最初は、よそから来た人を受け入れてくれるのか?など少々の不安もありましたが、周囲の人にとても快く迎え入れてもらい、今はスマホゲーム開発のディレクターとして、公私ともに充実した生活を送っています。
東京での生活で、特に人混みや、通勤ラッシュや、慌ただしく時間が流れる環境などの「仕事以外で感じていたストレス」がすっかり解消され、精神的にも良い生活を送ることができています。
山田さん:
以前は東京の大手ゲーム会社に在籍していました。次第に、メンバー同士の顔が見えるようなもっと小さい規模の会社の方が、自分がより活躍できるような気がして、転職を考えるようになりました。東京に住むこと自体にはさほどこだわりを持っていたわけではなく、むしろ飽きてきていたので、転職するのであれば暖かいところにでも住みたいなぁ、と思うように。その流れで新婚旅行先でもあった沖縄の会社を探し始めたところ、ちゅらっぷすを発見したんです。
調べてみると、ゲーム会社といっても開発をするだけではなく、ソーシャルゲームをきちんと運営している会社というところや、ベンチャーの勢いがあるところ、規模感などが自分の希望にぴったりだったので、転職と移住を決意しました。現在は今までのスキルと経験を生かして、ソーシャルゲームの開発と運営をしています。ちなみに使用している言語は、サーバーサイドではPHP、クライアントサイドではUnityです。
現在の会社について
笑顔があふれる、明るいオフィス。なぜか大量に積まれたカップ焼きそばは、就業時間後に開かれるゲーム大会時用の差し入れだそうです。
ちゅらっぷすという会社のよさ、強みはどのようなものですか?
また会社の雰囲気や、求める人物像など教えてください。
中山さん:
とにかく会社の雰囲気は非常に明るいです。メンバーは、前向きで柔軟な人が多いですよ。一緒に働きたいのは、なんといっても「ゲームに対して熱意のある方」。そしてディレクター陣については、東京での経験者が多数を占めるということもあり、仕事に対する意識レベルが県内では相当高く、アート面のレベルもとても高いです。また、沖縄の企画開発運営ゲームとしてApple、Googleのセールスランキングに掲載されるゲームタイトルを運営している、というのが何よりのウリであり、強みです。
ちゅらっぷすの代表作「おそ松さんのへそくりウォーズ」は、リリース後1年半経ちますが、たくさんの方に長く愛されています。実は、ずっと長く愛されるゲームを作ることは難しいことなんですよ。逆に言えば、長く愛されるタイトルを持つ会社、つまりベースがしっかりしている会社は強い。このように、すでに安定した自社ゲームタイトルがあるので、成長のための挑戦がしやすいという恵まれた環境にある、というのも大きな強みです。ですので沖縄にいながら、チャレンジングな姿勢で、東京レベルのクリエイティブな仕事が出来ます。
またゲームの開発は、世界的な視点で見ても、人気のゲームがオーストラリアの一地方で作られたものが世界的な大ヒットを遂げたりする例もまったく珍しくないんです。つまり、場所関係なく、世界を目指すことができる。歴史に名を残すことができる、というのが醍醐味なので、ぜひここ沖縄にあるちゅらっぷすで世界を目指してほしいと思っています。
竹廣さん:
若いスタッフを中心に、ゲーム業界経験者のシニア層がリードしながらゲームを開発しています。自分自身も、スタッフの増員や育成を行い、沖縄を代表するゲーム会社にすることを目指して日々頑張っています。約2年前の会社立ち上げ時は10名だったメンバーが、今では約30名という規模に成長しました。夢があって、活気があり、明るく、新しいことを覚えることに意欲的な人にはぴったりの会社だと思います。
ジョイン後は、運営中のタイトル、開発中のタイトルなど複数のプロジェクトがあり、すぐに現場の最前線で活躍できます。ちゅらっぷすの強みは、ディレクター、プランナー、デザイナー、プログラマーなど、ゲーム開発チームに必要なスタッフが在籍しており、ワンストップで開発や運営が行えるところです。実際に運営で成功しているタイトルがあるため、ノウハウを蓄積できているところがやはり強いです。会社のメンバーはとにかくゲームが大好きですので、社内で頻繁にゲーム大会が自然発生するんです。金曜の夜はみんなでゲーム大会になだれ込むことが本当に多いですね。カードゲームやボードゲーム大会は日常茶飯事。とにかく、とても雰囲気がいいです。
それと、ゲーム業界の人=沖縄が好き、と言い切れる?くらい、旅行先に沖縄を選ぶゲーム業界人はとても多いように感じますね。ですので、クライアントは沖縄で商談や打ち合わせすることを喜んでくださるケースがとても多く、みんな沖縄に来たがるので、沖縄にある会社というブランドは大きな武器になっています。
山田さん:
会社は若い人が多く、自由な雰囲気です。新しいことにどんどんチャレンジしていく会社なので、そういうカラーが好きな人にはうってつけだと思います。今、ちゅらっぷすはさらに会社の規模を拡大しようとしているところです。どんどん新しいことを始めようとしているので、この成長期を共に楽しみたいという前向きな仲間が欲しいと思っています。とにかくやりたいと手を挙げれば、どんどん仕事を任せてもらえる恵まれた環境にあるので、日々やりがいを感じることができると思いますよ。
社内の約1/3はIターン者ですが、沖縄出身者やIターン者関係なく、私が改善提案や新しい提案をすると、みんなすぐ「やってみよう!」という前向きな反応が返ってくるんです。素直な人がとても多く、教えがいもあります。また、ソーシャルゲームの会社はほとんど東京にあり、経験者は今のところ沖縄にほとんどいないと思われます。ですので、特にソーシャルゲーム出身者は、活躍できる場が十分にあります。そういった意味でも、沖縄はチャンスが多く、より自分の技術を生かしたり活躍できる機会が多いです。自分としても、ディレクターとしてゲームの開発や運営をこれからも前のめりでやっていきたいです。
沖縄移住について
沖縄移住にともなって、仕事面や生活面で感じたことを教えてください。
中山さん:
沖縄に移住・転職したことによって、業界との直接の交流は物理的に減ったものの、SNS全盛の時代なので特に不便は感じていません。また東京から沖縄へ訪問してくださるクライアントなどは、言ってみれば一大イベントとして東京から来島するので、一回一回の「会う」という行為が東京時代よりもとっても濃いです。結果的に、コミュニュケーションの質はむしろ上がったのでは?とさえ思います。自分自身も、沖縄に住んでいることで生じる、距離的なものなどのマイナス点などを払拭し、普通に今までどおりにクリエイティブをし、生活はさらに充実させたいと考えています。
沖縄での生活は、生活費が聞いていたよりも安く、暮らしやすいです。何より、家賃が安いですね。個人的には毎朝海に入ってサーフィンしてから出社できることが、昔からの夢でもあったので、まさに理想的なライフスタイルを確立することができました。もしこれから沖縄へ移住される方へアドバイスをするとしたら、家賃が高い中心部ではなく、少し離れたところに家を構えた方が環境面で絶対によいと思いますよ。車やバイクさえあれば、少々中心部まで離れていても不自由することはほとんどありません。
そして、食べ物もおいしいものばかりです。個人的には、先日居酒屋で食べたジーマミー豆腐の揚げ出しがとってもおいしくて、感動しました(笑)。
竹廣さん:
通勤ラッシュがないのが一番の魅力です。通勤時間そのものが短縮され、プライベートの時間が増えて、有効にゆっくりと使うことができるので嬉しく思います。たまにはその時間を利用して、家で大好きな島らっきょうの塩漬けをつまみに、泡盛で晩酌しています(笑)。また、海が近いので、すぐにリフレッシュできるのもよいところです。観光客が多かったり、みんな楽しそうでおおらかな感じもいいですね。時間がゆったりと流れていて、都会のようなギスギスしたところがありません。人がとてもおおらかで、接客業の方もゆる〜い感じなのは最初はちょっとびっくりしました。でも今ではすっかり慣れて、こちらまで癒やされる感じがします。ゲーム業界は流れが早く、柔軟性がとても大切なので、メンバーは柔軟な人が多く、沖縄生活についても柔軟に満喫している人ばかりです。
また那覇市は思っていたよりも都会で、都市部と変わらずお店が揃っており、不便は感じません。狭い地域にぎゅっと集まっているので移動が楽です。一方で、少し気をつけた方がいい点にも触れると、湿気がとても多く、カビやすい、錆びやすいというのは今まで体験したことがなかったので、これから来られる方は前知識として持っていた方がいいかもしれませんね。あとは展覧会やライブなど、首都圏に限られるものは見に行かないといけなかったり、街を歩いても流行がつかみにくいところは正直あります。でもネットをフル活用しているので、十分に補完はできているように思います。
山田さん:
自分の場合、生活面でいうと、家賃が安いので東京にいた時より部屋がかなり広くなったことや、海が近くてすぐ行ける環境にあることがとても大きなメリットです。妻が新しい環境に対応できるかは心配でしたが、すぐに慣れて、今は快適に不自由なく生活しています。仕事面でもなんら不自由を感じていません。ただ、通販サイトを利用した時、届くまでに時間がかかるなど、物理的な距離の問題はどうしても生じます。ですが、逆に気持ちに余裕ができて、注文後も焦らずゆっくりと商品が届くのを待てる、心の余裕ができた気がします。
あとはなんといっても車社会なので、車はもちろんあった方が便利です。ただ、モノレールやバスも充実しているので、車の運転に慣れていない方は、移住後にゆっくりと車についてどうするか考えてもよいと思います。もし、車が用意できたら、うるま市の「海中道路」をドライブしてみてください。最高に気持ちいいですよ。
沖縄へのUIターン転職を考えている方へメッセージ
最後に一言、沖縄へのUIターン転職を考えている方々へメッセージをお願いします。
中山さん:
「来て見ればなんとかなります。生活が150%くらい豊かになりました」
竹廣さん:
「暖かい土地での快適な暮らしが待っています。とりあえず来てしまえば、何とでもなりますよ」
山田さん:
「沖縄、そんなに遠くないですよ。そして花粉症(スギ)がないので、とても快適です」
中山さん、竹廣さん、山田さん、ご協力ありがとうございました。
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