インタビュー interview
【日本アイ・ビー・エムデジタルサービス】念願だったIBMグループの一員に。リモートで全国とつながり、水道工事システムの開発に従事
日本IBMグループの中核を担い、アプリケーション開発などを手がける日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社(IJDS)。その開発拠点の一翼を担う那覇壺川事業所に転職し、新たなキャリアを歩みはじめた岩元 凪さん。現在はリモートで全国の開発者とチームを組み、水道工事システムの開発に従事しています。転職の理由やIJDSの強みなどをお聞きしました。
日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社 システムエンジニア
岩元 凪さん
沖縄県出身。新卒で県内のIT企業に入社。退職後に一度業界を離れるも、2023年10月に日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社に転職。主にアプリケーションの開発・保守に従事し、現在は水道工事システムの開発プロジェクトに参画している。
高卒で県内のIT企業に転職。人生を変えたIBMとの出会い
ーーこれまでどんなキャリアを歩んできたのか教えてください。
沖縄県内のIT企業などを経て2023年10月に当社に転職し、現在は主にアプリケーションの開発・保守を担当しています。
小さい頃からパソコンに触れることが好きで、エンジニアになろうと高校を卒業した後に県内のIT企業に就職しました。当時は主にサーバー側のアプリケーション開発に携わっていました。
ーー高卒でいち早く社会に出られたんですね。
IT系の専門学校に進学することも考えましたが、早く技術を身につけたい思いも強かったんです。進学か、それとも就職か。両方を視野に入れながら就活をしていたところ、内定をいただいたのでそこにお世話になろうと決めました。
ただ、ある理由から一度、IT業界を離れることにしたんです。それでも時間が経つにつれ、やはり技術者として成長したい思いがどんどん膨らんできました。そして、転職に向けて動いている中で当社を見つけたんです。
ーーなぜ日本アイ・ビー・エムデジタルサービスを志望したんですか?
当社を含むIBMグループは、IT業界では誰もが知る世界的にも有名な企業です。転職サイトで「IBM」の文字が目に止まった瞬間、一気に心をつかまれました。
業務内容にも惹かれました。大型プロジェクトに携わることができ、要件定義から設計開発、運用、保守まで幅広く経験できる可能性があったからです。ここでなら多くを学び、成長できると確信しました。
「ここで働きたい」。とにかくその一心で、採用試験にもし失敗しても、あきらめずに二度三度と受ける覚悟で応募しました。すると、一発で内定をいただけたんです。あのときは心臓が止まるくらい驚きましたし、心の底からうれしかったですね。
データを集約した水道工事システム。全国の社員とリモート開発
ーー現場のエンジニアとして感じる、御社の最大の魅力は何でしょうか?
沖縄にいながら、全国規模の大型プロジェクトに携われるところです。当社は東京本社を中核に、北は北海道、南は沖縄まで全国各地に開発拠点を構えています。沖縄を含め全国のメンバーがプロジェクトごとにチームを結成し、リモートで開発作業を行っているんです。
金融、保険、製造、自動車…。さまざまな業界の大規模なシステム、アプリケーション開発
のプロジェクトに全国のどこからでも参画でき、最先端の技術を学ぶことができる。それが、グローバル展開しているIBMグループならではの強みだと思います。
ーーご自身は今、どんなプロジェクトに参加しているんですか?
今携わっているのは、老朽化した水道管の更新工事をサポートする水道工事システムの開発です。私はその中で、水道工事の図面を自動作成するアプリケーションの開発を担当しています。
この水道工事システムは、図面設計のほかに工程の計画や進捗管理、各種書類の作成まで、工事に必要な幅広いデータを一気通貫で連携するプラットフォームです。
これまでは、「設計」「施工計画」「施工管理」などの個別の業務に特化したアプリケーションしかなかったようなんです。それらを連結させたのが、今回のプロジェクトです。
今、全国各地で水道管の老朽化が進んでおり、工事は急務の課題になっているそうです。これを活用いただくことで作業負担を減らし、工事の効率化に貢献したいですね。
ーー社会課題を解決する重要なプロジェクトに関わることは、ご自身にとっても大きなチャレンジになりそうですね。
プロジェクトそのものの意義や重要性はもちろんですが、私個人にとってもまさに貴重な体験になっています。というのも、技術面でも初めて経験することが多いからです。
例えば、クラウド環境での開発もそのひとつでした。業界ではもはや当たり前ともいえる開発スタイルですが、最初に勤めた会社はオンプレミスでの開発でしたので、私は今回初めて経験したんです。
当社に転職した理由のひとつが、そういった新しい技術を学ぶことでした。それを今まさに実践できていることが、本当にうれしいです。
不安を打ち消したチームの助けと、マネージャーとの面談
ーー業界を一度離れ、ブランクがある中での再出発。不安はありませんでしたか?
業界を離れていたうえに、それ以前の業務経験もまだ浅い状態でした。不安は正直ありましたが、社内やプロジェクトのメンバーに助けられましたね。みなさん嫌な顔ひとつせず、丁寧にやさしく教えてくれるからです。
不安や緊張はすぐに溶け、今はチームのみんなとフランクに声をかけ合いながら、のびのびと仕事ができています。
また、今回のプロジェクトに加わる前に、助走期間を設けてもらえたことも大きかったですね。入社してしばらく、オンライン学習プラットフォーム「Udemy(ユーデミー)」で新しい現場で使うプログラミング言語などを学習させてもらったんです。いきなり現場に放り込まれるのではなく、ある程度準備を整えてから動き出すことができました。
ーーだからこそ、安心してプロジェクトに加われたと。
そのうえ、事前に参加の意思を確認する面談もあるんですよ。私は2つのプロジェクト候補を提示していただき、それぞれのマネージャーとの面談を経て水道工事システムのプロジェクトに参加することに決めました。
最大の決め手は、先ほどお伝えしたクラウド環境での開発に携われることでした。さらに業務内容だけでなく、プロジェクトごとにマネージャーの人柄やチームの雰囲気が異なる面もあるはずです。そのあたりも面談の際に確認させてもらったうえで、希望するプロジェクトを選択できるのはありがたいですよね。
そんな風に強い意思と思いを持って集まったメンバーたちだからこそ、自然とモチベーションや士気も高まり、チームに一体感が生まれます。私が加わっているチームも、まさにそうなんです。
オンライン勉強会を毎月開催。独自のカルチャー「THINK40」も
ーー経験が浅くても、十分スキルアップできると考えていいですか?
はい、間違いなくそう思います。当社には技術を学び、スキルアップできる機会と環境があります。
オンライン勉強会も、そのひとつです。「AI」や「クラウド」などをテーマにした勉強会の案内が毎月何度もメールで届くんです。それぞれ興味のある勉強会に、自由に参加することができます。
つい最近も、まさに今の業務に直結する勉強会の案内が届きました。マイクロソフト社が提供するクラウドのプラットフォーム「Microsoft Azure」と、オンライン上でソースコードを管理するサービス「GitHub」に関する講習です。
ーーオンラインなので、気軽に参加できるのも大きいですね。
それと、「THINK40」という制度もぜひご紹介したいですね。
これは、1年間に少なくとも40時間以上は、自らのスキルアップに時間を割こうというIBMグループ独自のカルチャーです。オンライン勉強会もそうですし、ほかにも業務に関わる学習であれば、一人ひとりの目的に合わせてスキルを高める時間をつくれます。
全国にいる社内のエンジニアと接していると、一人ひとりの技術力の高さに驚かされます。私も負けじと経験を積みながら、一歩でも近づけるように成長していきたいですね。
私のように決して経験が豊富でなくても、意欲があれば十分やっていけます。その気持ちを後押ししてくれる風土や仕組みがたくさんあるからです。何事にも前向きにチャレンジしたい人にとって、当社はぴったりの場所だと思います。ぜひ多くの人に応募していただけたらうれしいですね。
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