インタビュー interview

【ちゅらデータ】優秀なデータアナリストたちと働きたい。現状維持ではなく、“成長”のために沖縄へ

KDDIグループ傘下で、データ分析を専門に事業を拡大させているちゅらデータ株式会社(宜野湾市)。様々な専門スキルをもつデータアナリストの一員として、新たに加わったのが神野光太郎さんです。長く東京で働いてきましたが、「より高度なデータ分析に携わりたい」と転職先を探していたところ、ちゅらデータと運命的な出会いを果たします。そして実現した一家揃っての沖縄移住。現在の充実した仕事内容、暮らしぶりを話してくれました。

ちゅらデータ データアナリスト

神野光太郎さん

東京都江戸川区出身。都内の大学院を修了後、システムエンジニアとしてソフトウェア開発会社に就職。モバイルアプリ開発、Web開発、データ分析などに携わる。2019年1月、ちゅらデータに入社、その後沖縄へ移住。データアナリストとして主にデータ分析を担当。宜野湾市在住。千葉県出身の妻と、1歳の息子と3人暮らし。

エンジニアとしてのキャリア

大学院でプログラミングの魅力知る

東京で生まれ育ち、結婚してからは千葉県に住みながら都内で働いていました。ですから、沖縄に移住するまでずっと、生活の中心は東京近辺です。

ITの世界、システムエンジニアの道に踏み入るきっかけは、大学院生のときですね。大学では物理学を勉強し、大学院ではコンピュータシミュレーションを利用する研究をしていました。そこでプログラミングに触れたのが、最初のきっかけです。卒業後にエンジニアを選んだのは、大学院での研究でプログラミングを扱っていたので、自然とイメージが膨らんできたんですよね。

“お客様と一緒に課題解決する”データ分析

そして、新卒で入社したのが中小のSler(エスアイアー)でした。大手のメーカーや通信会社などを顧客に、社内向けのモバイルアプリやWebシステムの開発、運用を担当しました。それと、データ分析です。クライアントからの「蓄積されたデータを活用できないか」という要望に対して、様々なデータを分析しながら「こんなことできそう」などと提案したりして、お客様と一緒に課題解決にトライする。そんな仕事ですね。

Web開発などはあらかじめ要件が決まっていて、そこからつくり込んでいく作業がメインですが、データ分析は膨大なデータをチェックしながら「ここに問題がありそう」「あそこをもっと深掘りしてみよう」などと自分たちで分析しながら、新しい提案や改善につなげる。それがおもしろかったんですよ。

沖縄への移住が実現するまで

「こんなイベントがあるよ」。妻の何気ない一言から…

その会社の仕事にやりがいや楽しさは感じていましたが、次第にデータ分析についてもっと学びたい、スキルをつけたい。そんな思いが高まってきて、データ分析に特化していて、先進的なことをやっている会社への転職を考えるようになりました。データ分析に関する勉強会や、そうしたエンジニアが集まる交流会に参加しながら情報収集をしました。

そんなある日、妻から「こんなのがあるよ」と、ある転職イベントを紹介されました。それが、「ITキャリア沖縄」のイベントだったんです。なぜ妻はそのイベントのことを教えてくれたのか。実は私たちにとって、沖縄は新婚旅行の場所。2人で石垣島を旅して、「過ごしやすくていいね」「また行こう」なんて話していました。私たちにとって沖縄は、思い出深く、お気に入りの場所だったんです。

ただ、その後実際に「ITキャリア沖縄」の転職イベント(2018年7月開催)に参加したときは、まだ移住を現実的に考えていたわけではありません。正直に言えば、当時はデータ分析をみっちり学べるような環境が、沖縄にあるとは想像していませんでした。「参加してみようかな」くらいの感覚でしたね。でも、そこで予想に反して、思わぬ出会いがあったんです。

オフィスを訪問。フレンドリーな社風に触れ、入社を決意

それが、ちゅらデータとの出会いです。データ分析を専門とする企業で、親会社はDATUM STUDIO(東京)だと知りました。DATUM STUDIOはデータ分析に定評のある会社として当時から知ってたんですが、沖縄に研究開発拠点があることは知りませんでした。「これはいい」と興奮しましたね。ちゅらデータに入れれば、高度なデータ分析の仕事ができて、沖縄にも住める。まさに一石二鳥です。

その後、現地視察ツアーでちゅらデータのオフィスを訪問。若い社員が多く、フレンドリーな雰囲気が気に入りました。訪問した日はオフィス近くのお好み焼屋で社員のみなさんと食事を囲む機会もあって、「楽しそう」「自分に合っている」と一気に入社へと気持ちが傾いていきましたね。「ITキャリア沖縄」のイベントに参加して約半年。2019年1月から、ちゅらデータで働き始めました。

現在の会社と仕事

データ分析のプロフェッショナル集団

ちゅらデータは先ほど話したように、データ分析サービスに長けたDATUM STUDIOの研究開発拠点として2017年に設立されました。クライアントは、大半が東京をはじめとする首都圏の企業です。大手からベンチャーまで、また扱うデータの種類や規模も様々です。

親会社と同様に、設立時から成長を続けていて、従業員も20〜30代を中心に22人にまで増えています。また、2018年にはSupershipホールディングスに加わり、親会社とともにKDDIグループ傘下に入りました。そのため、データ分析のほかにもITインフラの構築、エンジニアリングの受託案件も増えており、どんどん事業が拡大しています。

ちゅらデータでは、データ分析は社内で2〜3人のチームを組んで、意見交換しながらやってますね。クライアントの要望や課題をヒアリングし、データ分析を通じて改善につなげる。日々、そんな分析業務に携わっています。

私たちの最大の強みの1つは、様々な分野に専門性のあるメンバーが在籍していることです。データ分析と一口に言っても、いろんな分野があるんです。例えば、私自身は通信機器のログや、サービスを利用した履歴データなどの解析を得意としていますが、ほかにも画像分析や自然言語処理などの専門分野があり、ちゅらデータにはそれぞれの領域に詳しいデータアナリストたちがいます。ですから、より多角的な視点で、質の高い分析サービスを提供することができるんです。そうした社員から知識を吸収したり、アドバイスをもらえたりするので、データアナリストとして成長できる環境にあるのはありがたいことですね。

沖縄を盛り上げたい。地域との関わりも積極的

それと、代表が沖縄出身ということもあり、「データ分析の力で沖縄を盛り上げよう」と地域に貢献できるような事業・活動にも力を入れています。

例えば、最近ではRBC琉球放送の「残したい沖縄プロジェクト」にも協力しました。これは、「どんな沖縄を未来に残したいか」をテーマに視聴者から意見を集める企画で、番組の生放送中に「#残したい沖縄 」とともにTwitterで投稿してもらった内容を私たちがリアルタイムで分析し、それを番組で紹介しました。

ほかにも、機械学習をテーマにした「ちゅら.ai」という技術者コミュニティをはじめ、勉強会の開催やコミュニティ活動への参加にも積極的です。例えば、2019年5月に沖縄で開催されたプログラミング言語「Python」のユーザーが集う技術カンファレンス「PyCon Kyushu in Okinawa」のスポンサーにもなり、開催当日も運営をサポートするなどしました。今後も沖縄を盛り上げられるような活動をどんどんやっていきたいですね。

移住後の暮らし

UIターンの先輩社員に助けてもらう

長く東京近辺で暮らしてきて、沖縄には親戚も知り合いもいませんでした。最初は馴染めるかどうか少し不安でしたが、ほとんどギャップを感じることはなく、楽しく過ごしています。

まず環境面でいえば、温暖で冬でも過ごしやすいのがいいですね。自宅から徒歩15分ほどのところにはビーチがあります。移住する前から自然やアウトドアは好きで、休日は奥多摩をハイキングしたりしていました。沖縄には山がないのは少し残念ですが、その分きれいな海が身近にあるのはいいですね。

不安だった人間関係は、社内の仲がいいので助かっています。UIターンを経験した社員も少なくないので、「こんなときはどうしてた?」などと気軽に相談でき、アドバイスをもらえます。私を含め、社員はオフィスのある宜野湾市かその周辺に住んでいる人が多いこともあって、飲み会やイベントもよくあります。会社のみんながサポートしてくれているおかげで、充実した生活を送れてますね。

子育てが楽しみ。家族で沖縄を満喫へ

家族としては、生活基盤を整えるのにもう少し時間がかかりそうですね。妻も移住そのものには前向きでしたし、実際に今の暮らしを楽しんでくれています。

ただ、現実面では大変なことがあるのも事実です。現在、妻は求職中です。私の場合は会社の仲間に恵まれましたが、妻にはまだ身近に親しい友人が少なく、少し寂しい思いをさせてしまっています。ですから、休日は家族で沖縄県内や近くの台湾などを旅行したり、定期的に帰省をしたりしてリフレッシュしてますね。この夏には会社で家族同伴のバーベキューをしたんですが、それは妻も楽しんでくれていました。

最近、1歳の息子の保育園が決まったので、妻も今まで以上に求職活動に専念できるようになりそうです。妻の仕事が決まって、子どもも保育園で友達をつくっていく。そうなれば、今以上に家族みんなで沖縄生活を満喫できそうです。子育ては楽しみですよ。自然が豊かなこの場所で、のびのびと遊びながら、大きく育ってほしいですね。

今後の展望、求職者へのメッセージ

沖縄に来たら、オフィスに立ち寄って

今後については、仕事ではどんどん新しい分野にチャレンジしていきます。先ほど言ったように、ちゅらデータにはいろんな専門分野を持ったデータ分析者がいるので、そうした技術を習得しながら、幅広い分野でデータ解析や機械学習の技術を使って課題解決を行えるエンジニアになりたいですね。それは、ちゅらデータにいるからこそ可能なことだと思っています。

沖縄へのUIターンを考えている人がいれば、もし旅行などで沖縄に来たときには私たちのオフィスに立ち寄ってもらえたらうれしいですね。メールでも電話でもいいですし、あとはチャットアプリ「slack」に誰でも入れるオープンなチャンネルを用意しているので、そこから声をかけてもらっても大丈夫です。「いきなり大丈夫かな…」なんて心配しないで、気軽に声をかけてください。時間があれば一緒に飲みに行って、ぜひお話しましょう。


●【NEWS】移住イベント@福岡に、ちゅらデータ株式会社が出展します!イベントの詳細はこちらにてご確認ください。

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