インタビュー interview
【株式会社タップ】急成長の観光業を、最先端のホテル基幹システムで支える
●宮崎県出身の内之宮さんは、琉球大学卒業後にホテル基幹システムを開発している株式会社タップ(本社=東京)に入社。約2年間、東京本社で技術を積んだ後、沖縄事業所へ異動。システムエンジニアとしてカスタマーサポートを約8年経験し、現在は品質管理業務のチームリーダーを務めています。
●沖縄出身の奥様、2人の息子さんの4人家族。自宅のあるうるま市は、海が近く買い物も便利で、生活しやすいそうです。子供が生まれる前は、沖縄そばやカフェ巡りのドライブを満喫。奥様の実家が沖縄にあるので、子育てのサポートが手厚く、また沖縄ならではの親戚付き合いも楽しんでいます。
●沖縄は外国人旅行客を含めて観光業が成長中で、IT産業の誘致にも積極的です。タップも「IT×ホテル・観光」のAIやビッグデータなどを用いた最先端研究に熱心で、仕事の充実やスキルアップが期待できます。
株式会社タップ 沖縄事業所 品質管理(システムエンジニア)
内之宮清賢さん
宮崎県出身。父親の仕事の関係で小学生時代に約2年間、沖縄県で暮らす。宮崎県の高校を卒業後、琉球大学工学部電気電子工学科に入学。2006年4月、新卒でタップに入社。東京本社でシステムエンジニアとしての技術力をつけ、2年後に沖縄事業所(うるま市)に異動。宿泊施設等のカスタマーサポート業務を約8年積み、現在は品質管理業務のチームリーダーを務める。
沖縄へIターンした経緯について
3年後、沖縄への異動を前提に入社
地元・宮崎の高校を卒業後、琉球大学工学部電気電子工学科に入学しました。その後、2006年に新卒でタップに入社し、2年後に現在の沖縄事業所に異動しました。
小学生の頃からおぼろげに「将来はシステムエンジニア(以下、SE)になりたい」と夢見てたんです。当時としては珍しかったかもしれませんね。就活の際、そのまま沖縄でSEになりたくて、就職活動中にタップに出会いました。理由は正直なところ、初任給が高かったからです。いずれ沖縄に戻りたいと思っていたので、東京本社と沖縄事業所の2つの拠点を設けているのも大きな志望理由の1つでした。また、営業・設計・開発・保守まですべて自社で対応していて、受託開発ではなく自社開発である点も魅力に感じたので、入社を決めました。
技術力をつけるため、東京本社でシステム開発を担当
入社後、採用面接の担当者から「若いうちは東京に行ったほうがいい」とのアドバイスを受けていたことから、約2年間、東京本社で主力商品であるホテルのフロントシステム開発(JAVA)をメインに担当し、技術力をつけました。当初は3年後に沖縄へ戻る予定でしたが、入社から1年半が経過したときに、改めて沖縄に戻りたい旨を伝えたところ、会社と私の意向がマッチし、1年前倒しの2年で異動が実現しました。
現在の仕事について
品質管理のチームリーダーへ
タップ沖縄事業所は24時間・365日のサポート体制を敷いており、沖縄事務所の業務の1つとなっています。サポートの特徴として、SEが直接対応をしています。
沖縄に戻って来てからは、カスタマーサポートセンターでホテルや旅館などのお客様からの不具合やトラブルなどの問い合わせ対応、システムの活用方法の提案などを約8年間、行っていました。
現在は、品質管理業務のチームリーダーを任されています。検証業務はこれまで主に東京本社で行っていましたが、2020年度の沖縄事業所への完全移管を目指し、2016年昨秋にチームが発足しました。
検証業務を行なうにあたって、ホテルの業務についても詳しくならなければならず、カスタマーサポートセンターの経験が役にたっています。以前に比べて、新聞やテレビ、WEBのニュースでのホテルに関する情報にも敏感になりました。
それでも足りない情報は、社内で収集しています。沖縄事業所の社員数70名を超えますが、社員同士の距離が近く、疑問に思ったことやわからないことはすぐに質問できる雰囲気です。自分の意見も言いやすく、とても仕事しやすい環境ですね。
リーダーとして、検証業務の完全移管と効率的な運用に邁進していきたいと考えていますが、同時にチームメンバーが働きやすい環境整備を進めたいと思っています。
現在の会社について
ホテル基幹システムの業界トップクラス
タップは一言で言うと、ホテル基幹システム(PMS=Property Management System)を提供している会社です。フロントシステムやPOS、WEB予約などの営業系システムから、資材・財務経理・マネージメント支援やBI(ビジネスインテリジェンス)ツールなどまで。しかも、営業から設計、開発、保守まで一貫して行っています。ホテル・宿泊業に特化していることも強みで、ユーザー数は約800施設と業界トップクラスです。
また、「ホテル研究所」という研究開発を専門とする部門もあり、AI(人工知能)やビックデータ分析など最先端の技術にも目を向け、常に時代の変化のきっかけを探求するスタンスも強みだと感じています。
AI、ビッグデータなど最先端テクノロジーの研究
さらに、数年後を目標に実験施設としてのホテル開業も計画しています。国内外のIT関連企業が集積する「沖縄IT津梁パーク」(うるま市)に開業し、ここをフィールドとしてAIやビッグデータのほか、IoTやロボットなど最先端のテクノロジーを取り入れたシステム開発を積極的に進める予定です。例えば、スマートフォンのQRコードや顔認証を使った自動チェックイン・アウトやロボットによるルームサービスなど、新しい領域への研究にチャレンジしていきます。ホテルに関する様々なシステム、業務、研究に携われるチャンスがあることも、業界トップクラスであるタップの大きな魅力の1つだと思います。
沖縄へIターンして
生活に不便なく、車は必須
沖縄には学生時代4年間住んでいましたし、実は小学生時代にも父親の仕事の関係で那覇と宮古に2年ほど暮らした経験があります。それもあり、生活面で不便に感じることは特にありません。今、住んでいるうるま市は海が近く、コンビニやスーパーも歩いて5分圏内にあります。都市と田舎の要素を併せ持った「いいとこどり」の場所です。
強いて言うなら、車は必須ですね。沖縄は平坦なところが少なく、意外と坂が多いんです。蒸し暑く、急に雨が降り出すこともあるので、自転車はあまりおすすめできません。
休日は沖縄そばとカフェ巡り、子育てサポートも手厚く
家族は学生時代からお付き合いしていた沖縄出身の妻と、0歳と2歳の息子の4人です。現在、自宅を新築中で、子育てにも忙しい毎日です。沖縄は他県に比べてショウルームが多いので、システムキッチンや玄関ドアなど、実際のものを見て選べたのは良かったです。以前は妻と2人でカメラ片手に沖縄そばやカフェ巡りを楽しんだりしていました。私の沖縄好物であるタコライスは、ふとした瞬間に、無性に食べたくなり、今でも近所のキングタコスでよくテイクアウトしています。
妻の実家が沖縄にあるので、子育てに関して多くのサポートがある点はとてもよかったと感じています。親戚付き合いが多いのも沖縄ならではでしょう。親戚関連のイベントが多く、楽しいですね。それを苦に感じさせないところは、やっぱり沖縄ならではの魅力ではないでしょうか。義理の妹の結婚式では、お祝いの席の幕開けの踊りである「かぎやで風」を踊りました。練習は大変でしたが、楽しく、良い経験ができました。
最後に、沖縄へのUIターンを考えている方へ一言お願いします
私が常々思っているのは、沖縄に限らずどんな場所にも「違い」があって当たり前だということです。特に沖縄には、生活習慣や文化、風習など「違い」を楽しめるコンテンツがたくさんあります。そして、それを楽しむ余裕があるのも、沖縄ならではでないでしょうか。
県は、観光とIT産業の振興にとても力を入れています。実際、アジアを中心に観光客はどんどん増えています。私自身、そこに楽しさと将来性を強く感じています。
きっと、観光で沖縄を訪ねたことのある人は多いと思います。Iターンを検討されている方には「旅行好き」も多いのではないでしょうか。今まで利用する立場だったホテルを、ITで支える。つまり、ITの側面から観光業に携われる。沖縄には、こんな魅力的な仕事もありますよ。
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