インタビュー interview

【エクスライズ】仕事しながら、夢を追いかける。社員の“人生”を大事にする会社

「沖縄で働きながらやってみたら?」。社長に辞意を伝えようとしたところ、意外にもこんな返事が返ってきたーー。株式会社エクスライズ(本社:東京)の沖縄支社(沖縄市)に勤める久保田昌宏さんは、そんな会社の後押しを受け、日々の仕事とともに“ある夢”を実現させようとしています。東京ではなく、沖縄に移住して叶えたかった夢とは何なのでしょうか。

エクスライズ 沖縄支社 チーフマネージャー

久保田 昌宏さん

沖縄県で出まれ、千葉県で育つ。東京都内の大学を卒業後、Sler(システムインテグレーター)に就職。その後IT系企業に2度転職した後、エクスライズに入社し、現在5年目。直近では、働き方改革のシステム導入支援を担当。2019年5月に沖縄に移住し、同年9月に沖縄支社を設立。立ち上げ業務や求人活動などを行う。趣味はボードゲーム、釣り、ゴルフなど。

エンジニアとしてのキャリア

プログラミング経験積み、フリーランスを経てエクスライズへ

ーー最初に、これまでのキャリアについて教えてください。

生まれは沖縄です。ただ、沖縄出身の母の里帰り出産だったので、すぐに沖縄は離れました。その後はずっと千葉県で育ち、高校卒業後は福祉系の専門学校、大学に通い、Slerに就職しました。

もともとは、福祉の現場の仕事に興味がありました。祖父の存在があったからです。私が生まれる前に脳卒中を患い、半身不随の状態でした。小さい頃から一緒に過ごしていたので、自然とそういう人を助ける仕事がしたいと思うようになったんです。

ただ、現場で働く以上に、もっと根本的に問題を解決できそうな仕事がある。そう思うようになりました。福祉系のシステム開発に携わることができれば、広く全国各地の福祉の現場を助けることができるんじゃないか。そう思って、IT業界を志願しました。今は実際に福祉系のシステム開発に携わっているわけではありませんが、開発の仕事が好きなのでこうして続けています。

ーー実際にいくつかのIT企業で働き、その後エクスライズに入社されましたね。

新卒でSlerに入社し、その後も何社か渡り歩きながらプログラミングの開発スキルを身につけました。そして、エクスライズに入社する前の約1年間は、フリーランスの時期を過ごしました。フリーランスでプログラミングの仕事を請けながら、自分の趣味ややりたいことに熱中しました。

ーー「やりたいこと」とは何でしょうか?

インバウンド関係の事業です。友人と一緒に、外国人に日本のゲームやアニメの文化を発信する情報サイトを立ち上げて、運営していました。

私自身、ゲームやアニメが趣味で、同じ趣味をもつ外国人とネットの世界で交流してたんです。韓国、中国、ドイツ、スウェーデン、ベルギーなど、いろんな人と交流しました。それがとても楽しくて、日本の友人と「日本の文化を発信しよう」とサイトを立ち上げたんです。自分たちで記事を書いて、配信していました。それと、友人が経営するベーカリーの店舗を間借りして、バーテンダーもしてましたね。

ーーそんな中、エクスライズに入社したのはどういう経緯からですか?

そのフリーランス時代に、アルバイトでエクスライズの開発の仕事をしていたんです。プログラミングと情報サイトの運営、バーテンダーで生計を立ててたんですが、サイトは収益化に苦戦したこともあって、あるときからエクスライズの仕事に集中しようと正社員として働くことにしました。

Iターンの経緯

「沖縄で働きながらやってみたら?」代表の一言に背中押され

ーーそして今度は、沖縄へ移住されました。どんな理由があったんでしょうか。

1つ目は、介護していた祖父が亡くなったことです。祖父の死を目の当たりにして、「人生一度きり。やりたいことにチャレンジしよう」という思いが湧いてきました。2つ目は、ちょうどその頃、担当していた仕事が終わるタイミングだったことです。それで代表の牧野(典彰)に「会社を辞めたい。沖縄で挑戦したいことがある」と伝えました。

すると、牧野は「それなら、沖縄で働きながらやってみたら?平日は仕事して、空いた時間に好きなことをすればいい」と私の挑戦を後押ししてくれたんです。そういう経緯で、私は会社に在籍したまま、新たに沖縄支社を立ち上げることになったんです。

ーー沖縄でやりたいこと、チャレンジしたいこととは?

カフェバーの経営です。東京には世界中のボードゲームで遊べるカフェがたくさんあって、最近はポーカーで遊べるカフェバーも流行っています。沖縄でそういう場所づくりをしてみたかったんです。今は支社のある沖縄市内で物件を探しているところです。

ですから、現在は週25〜30時間ほどエクスライズの仕事をやって、それ以外の時間を開店準備に当てています。

現在の会社と仕事

自分に合った働き方ができる。個性的な技術好き集団

ーーエクスライズの事業内容についても、簡単に教えてください。

本社は東京・渋谷にあり、業務用システムやWeb・スマホアプリケーションなどの開発・運用などを手がけています。クライアントは製造業や金融機関、建設業界など幅広いですね。それと、教育事業として法人向けの新人教育コンサルティングや現役技術者の講師派遣なども行っています。

私自身は現在、沖縄支社の体制強化に向けた業務がメインですね。ハローワークでの企業説明会を実施したりと、転職希望者への採用PR活動に力を入れています。

ーーエクライズの強みは、どんなところにあるのでしょう。

自分に合った働き方ができる。これが最大の特徴の1つです。

まずは、仕事内容です。エクスライズでなら、自分の希望したポジションで、得意なスキルを活かせます。会社によっては、自分のスキルとミスマッチした現場に配属されたりするケースもありますよね。私自身、以前勤めていた会社ではそういうことが少なからずありました。

ただ、ここでは代表の牧野が一人ひとりの社員の要望をしっかりヒアリングしたうえで、各自の担当する仕事を決めています。仮に合わなかったら、すぐに相談して現場を変えてもらうこともできます。自分の学びたいポジション、自分の力が発揮できる現場。そうやって働けるのが魅力です。

それと、個々の社員の生活スタイルに合った働き方もできます。私自身の現在の働き方がまさにそうですが、それは私に限った話ではないんです。実は、長野県松本市にも支社があるんですが、それも私と同じように社員の一言をきっかけに設立されたんです。

ほかにも、あるママ社員は育児の関係で週3〜4日勤務だったり、音楽活動と並行しながら勤務する社員がいたり。社員約30人のうち、女性が12人いるのはそうした働きやすい環境が整っていることと無関係ではないと思います。代表の牧野は、社員の人生をとても大事にしてくれる人なんです。自分の好きな現場や状況に応じたスタイルで、やりたいことを追求できる環境があります。

ーーとても働きやすそうな職場ですね。

風通しのいい職場ですよ。業務中はみんな集中してますが、明るい社員が多く、仕事で技術的にわからないことや仕様の不明確な点があれば、会話やチャットを使って密にコミュニケーションをとっています。

そういう環境面もそうですが、社員にスペシャリストが多いことも私たちの強みだと思います。興味のある分野について、貪欲に学ぼうとする社員が多いんです。例えば、学んだ技術や気になっていることを共有する社内の発表会で、まだ海外で出たばかりの技術書を翻訳して「今海外でこんなことが起きている」と発表したり、趣味でVRを使って人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」のキャラクターを出現させたりと、特殊な技能をもっている技術好きの社員が多いんです。ですから、自分の知らない知識や気になっているスキルを吸収することができます。

ユニークな経歴をもつ人も多く、例えば元消防士や元漫才師がいます。とにかく個性的なメンバーが揃っています。

生活・プライベート

釣り、ゴルフ、ボードゲーム。沖縄の空気にすっかり溶け込む

ーー生活はどうでしょう。もうすっかり馴染めましたか。

移住して半年が過ぎましたが、随分と溶け込めましたね。沖縄は母の故郷ですから、小さい頃から何度も来てましたが、千葉や東京とはだいぶ雰囲気が違うので、うまくやっていけるか正直不安はありました。

でも、沖縄にはイメージ通り温和で開放的な人が多いので、溶け込みやすかったですね。年の近い従兄弟や、そのつながりで友人ができて、休日は釣りやゴルフをして遊んだりしています。それと、趣味のボードゲームができる店や知り合いのバーに行くと、自然と客同士で仲良くなったりすることもあります。

「なんくるないさー」という沖縄の方言があります。「なんとかなるさ」という意味です。沖縄では満員電車から解放され、通勤途中や仕事の合間もきれいな海を眺めてリラックスできます。ゆったりとした時間の流れに身を置いていると、「なんくるないさー」と小さなことを気にしなくなりましたね。

ーー移住する際に、注意しておくべきことを挙げるとすると。

私自身が移住して困ったことは、車社会ということです。那覇であればモノレールなどがあるのでそれほど心配ないと思いますが、そこから離れると車が頼りになります。あとは、バスとタクシーですね。私は早い段階で千葉から車を持ってきていたのですぐにリカバリーできましたが、事前に住む場所の情報を調べて、対策を練っておくといいでしょう。

今後の展望

沖縄支社で採用強化、IT業界を盛り上げたい

ーー沖縄支社では今後、採用をどんどん進めていく計画ですね。

今年度中に3名、来年度は5〜6名の採用を目指しています。業務系システム、Webシステム開発をメインに、チャットなどオンラインで東京本社の仕事を行うこと、それと沖縄の案件がとれればそれを支社のメンバーで担うこと。それが主な仕事になります。

中途や新卒、開発経験の有無は問わず、広くエントリーしていただけるとうれしいですね。私たちは外部の企業向けに教育事業も手がけているので、未経験でもしっかり育てられる土壌があります。また、社員の意向や事情に合わせて柔軟な働き方もできるので、どんどん相談していただきたいですね。

今、沖縄のIT業界はどんどん盛り上がってきています。私たちが支社を置く沖縄市もIT企業の誘致に熱心で、「Startup Lab Lagoon(スタートアップ ラボ ラグーン)」という創業支援の拠点もあり、ここではIT関連のイベントやプログラミング講座などを開催しています。

これから仲間になってくれる社員と一緒に沖縄支社をいい組織にしていくとともに、ITで沖縄の企業や人を豊かにする。そんなことにも貢献していきたいですね。

ーー最後に、読者にメッセージをお願いします。

沖縄はITの伸びしろがあり、都心よりもストレスフリーな環境で働ける場所です。特にエンジニアは、技術があれば場所を問わずどこでも強みを発揮できる職業です。都会の生活に少し疲れた人、沖縄で何か新しいチャレンジをしたい人など、魅力の多い沖縄県での転職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。その際はぜひ、エクスライズをよろしくお願いします。


●【NEWS】移住イベント@渋谷に、株式会社エクスライズが出展します!イベントの詳細はこちらにてご確認ください。

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